ほにゃり ほにゃりふたりたび 第7話
     作者:空ーAIRー



「それにしても君たちはどうしてこの町に来たの?」

「駆落ちです」

「わっ!本当だったんだ」

「嘘です」

「が、がお」

「・・・・」

「う〜、どうして嘘つくかなー」

「その前に気になってたんですけど

 その「がお」ってなんなんですか?」

「あーこれね、小さいころからの癖ってゆうか」

「そうなんですか」

俺はてっきり・・・

「てっきり・・・何?」

「なんで人の考えてることわかるんですか?」

「だって喋ってたでしょ?」

なんで某ゲームの主人公みたいな癖があるのか・・・

「まあ・・・気にしない!」

「ふ〜ん、あっ!ここが家だよ!」

そこにはいたって普通の一軒家があった、なんとも

古い感じはあるがなんともこの町に溶け込んでいるような外装である



ガラガラ



「ただいまー」

「「おじゃましまーす」」

「どうぞ、上がって!」

さっそく居間に案内された

「待っててね、お茶もってくるから!」

外が暑いからてっきり中も暑いものだと思っていたが以外に涼しく

適度な涼しさであった

とことこ

「はい、どうぞ!」

「ありがとうございます」

「いえいえ、おかわりあるから!」

「ところで、本当に何で君たちはこの町に来たの?」

「あー、それはことみと最後の夏休みを一緒に過ごそうかなーって」

「私たち今年から受験生だからこの休みを最後にあまりあえなくなるの」

「へー、朋也くんとことみちゃんって・・・恋人?」

「えと・・その・・・まあそうですね」

「うん、朋也くんとは恋人同士なの」

二人揃って顔を真っ赤にしながらハモる

「へー、中々アツアツだね」

「・・・ところで、観鈴さんは恋人とかいないんですか?」

「へっ?わ、私?私は・・・」



「ただいま〜」

「あっ、帰ってきた!」

「暑かった〜・・・って、なんだ?こいつら」

「あっ、この人たちはこの町に旅行に来た人たちで・・・」

「岡崎朋也です」

「一ノ瀬ことみです」

「で、お願いがあるんだけど・・」

「却下(0.01秒)」

「が、がお」



ポカン



「いたい、どうしてぶつかなー」

「おまえなー、どうすんだよ?こんなカップル連れてきて

どうせ泊めていいか?だろ?悪いとは言わないが俺たちの

夜の・・・」

「わー!!言っちゃだめ!」

「どうしてだ?昨日なんか・・・」

「わー!わー!」



・・・・・・

「あのー・・・」

「おっと、忘れてた」

なんなんだこの人たちは・・・

「まあ、マイハニーのお願いだ、特別許してやろう、

俺は国崎往人だ、スーパーハンサムボーイとでも呼んでくれ」

・・・どこかで似たような人が・・・

「・・・えっ?国崎って観鈴さんも・・・」

「あー言ってなかったっけ?私たち結婚してるの」

・・・・・・・・・・

             「「えっー!!!」」



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