ほにゃり ほにゃりふたりたび 第3話
     作者:空ーAIRー



楽しい夕食時間も過ぎ、俺とことみはテレビを見ている

「なんかやたらと旅行のCM多くないか?」

「だって夏休みだから、もうそうゆう時期なの」

「そっか・・・」

ふっ、と二人で旅行をしてみたくなった

「なあ、ことみ」

「なあに?」

「・・・一緒に旅行に行かないか?」

しばらく間抜けな顔をしていたが、意味がわかったのかビックリ(他人から

見れば違いがわからないが)したようだ

「本当?」

「ああ、ことみさえよければだけれど・・・」

しばらく、うーん、と考えていたが

「うん、いいよ!」

「本当か?」

「一緒に朋也くんと一緒にいるのもいいけど、他の場所で

 一緒に過ごすのもいいかなーって」

自分で言って恥ずかしかったのか、顔をほのかに赤らめている

「よし!じゃあ決まりだな。場所はどこがいい?」

「うーん、朋也くんと一緒ならどこでもいいの」

「どこでもいいか・・・じゃあ適当にぶらぶらするか?」

「うん、いいよ!」

「俺の希望なんだけど、海辺なんかどうだ?」

「海辺?」

「だって山とかより涼しそうだし」

「いいね!じゃあ海辺!」

わーい、と喜んでいる・・・本当の意味はことみの水着を見るがためである(爆)

「じゃあ、水着も用意しなくちゃ」

「おう、とびっきりせくしぃ〜なので頼むな!」

「むぅ〜・・・朋也くんのエッチ」

ことみよ・・・睨んでいるのかもしれないが、可愛いぞ!

「ははは、怒るなって!」

「うー・・・いじめっこ?」

「いや、苛めっこだ」

「なんか意味が違うような気がする」

「さすが学年主席のことみさん、わかってらっしゃる」

「・・・ここ、リビングだよ?」

「なんで?なんか問題でも?」

「そうじゃないけど(真っ赤)・・・」

「じゃあなんだ?誘ってきたのはことみだろ?」

「誘ってなんか・・・あっ!」

隣にいたことみを胸に抱き寄せる

「やっぱり、朋也くんはエッチ」

「それはことみだからだぞ?ことみじゃなければ

 こんなことしないって」

今度はキスをする

「んっ!・・・・んぅ・・・」

最初はビックリしていたが暫くすると体の力を抜いて身体を預けてきた

「・・・朋也くん」

顔を真っ赤にして潤んだ瞳でこっちを見つめる

「いいか?」

こくん、と頷く

同意とみなしてことみを抱き上げる、俗に言う「お姫様抱っこ」

である

















P.S. 今日の夜はとても熱かったとだけ言っておこう



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