ほにゃり ほにゃりふたりたび 第16話
     作者:空ーAIRー



国崎家



「「ただいま〜」」

「おかえり〜」

夕食の準備をしていたのか、エプロン姿で出迎えてくれた観鈴さん

「けっこう疲れますね、一日中外に出てると」

「今日は・・・むしろいつも暑いからね、じゃあ先にお風呂は入ってて!

 まだご飯できてないから」

「わかりました、じゃあ先にことみが入ってこうよ」

「うん」

とことこと風呂場に向かっていくことみ







「上がったよ〜、朋也くんいいよー」

「おう!」

下はスカートで上はキャミソール風のパジャマを着てきたことみ・・・・・・・(親指)!

まずは汗ばんだ身体をいち早く洗いたい(他に鎮めるものも)がために風呂に

入ってくる

「こ・ことみちゃんっていつもそんな格好で寝てるの?」

何時の間にか食事の準備をしている観鈴さんがことみの格好について聞いてきた

「?そうですけど・・・」

本人は至って普通のようだ

「そ・そう・・・」

ビックリしているようだ

何やら「私も着てみようかな・・・・」

と聞こえたのはお約束









風呂を上がっていた頃には往人さんが帰ってきていた

「おせーぞ!ったく、今日は暑いから一番風呂でスッキリしようと思ったのによ」

「・・・一番風呂は俺じゃなくてことみです」

「・・・・本当か?」

「はい」

「・・・・」

無言で立ち上がり風呂場に行こうとする

「ちょっと!どこいくんですか!?」

「どこって、これから風呂に入りにいくに決まってるだろ!」

どこか興奮しているような往人さん

「ちくしょー!入らせてたまるかー!」

「なにをー!?小僧なんかに二番風呂入らせてたまるか!」

風呂場の前で男と男の壮絶な戦いを繰り広げている二人



「あの二人はなにやってるの?」

「・・・さあ?」



一番の原因をつくった本人がわかっていないのはなぜだろう(汗)













「ぷはぁ〜!!いい湯だったぜ!!」

結局接戦の末負けてしまった(網だくじ)

「ちくしょー・・・なんで往人さんの入った風呂に入らなきゃいけないんだ」

よよよとすすり泣く

「ま、まあもうご飯出来たから食べよ!そのあとにお風呂入ればいいから」

「わかりました・・・」

しぶしぶ席につこうとする

「私食べるの早いから先に入るよ」

しゃきーん!!

音速の速さで席につく

「ゆっくり風呂に入ってリラックスしてきてくださいね!!」

まずは観鈴さんにエールを送る

「?・・・・っ!!しまったーーーーー!!!!!」

となりで大絶叫の往人さん



「ことみ」

「?」

「俺は空に帰るから待っていてくれよ?」

「?わからないけど、待ってるの」

にこっと笑うことみ

ふふふ・・・・これは一石二鳥とゆうやつですよお母さん!

観鈴さんの入ったお風呂に入ってのぼせた後にことみに看病してもらうとゆうものだ

では・・・・逝ってきます!











だが俺の目論見は外れ、看病してもらったのは・・・往人さんだった

往人いわく「ったく、お前の女が寝てたから俺が様子を見にきたら・・・」

溜息混じりに「見たくもないもの見ちまった・・・・」と自己険悪に陥っていた



















「ギャーーーーーー!!!」

とりあえず寝る前に叫んでおいた



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