ほにゃり ほにゃりふたりたび 第14話
     作者:空ーAIRー



駅のベンチに二人で寝転がっている

昼間の暑さから夕方になるとだいぶ涼しくなり、過ごし易いものとなっていた

「ことみ、起きろよ」

「すー・・・zzz」

「こーとーみー」

「んにゅ・・・・」

すると目の前にシャボン玉が飛んできた

飛んできた先を見ると一人の女性がシャボン玉を飛ばしていた

その女性はとても神秘的とゆうか、とても不思議な綺麗さを

持っている印象を受けた

しばらく見ていたが、こちらの視線に気ついたのかこちらに

近ついてきた

「シャボン玉綺麗ですね」

「・・・・」

「す・すいません別に長く見ているつもりはなかったんですけど」

「・・・・」

「あ・あの・・」

「・・・・死んでる?」

「へ?」

「・・・あちらの方」

視線の先を見ると俺の鞄を抱きしめながら見事に涎を垂らしながら

寝ていることみがいた

「・・・(汗)」

「・・・・違うの?」

「違いますよ!ただ寝てるだけです」

「・・・・・」

なんなんだこの人は



だっだっだっだ!

なにやらヤバ気な足音が聞こえてきた

「み〜な〜ぎ〜!」

足音が聞こえてくる方を見た瞬間



ドガッ!

「ぐはっ!」



見事に宙に舞った

「えへへー聞いてよ美凪、さっきシャボン玉一気に二個を四回も出せたんだよ!」

「やったね・・・・では」

ごそごそ

「進呈・・・やったで賞」

「うわーい!貰っちゃった」

「・・・うれしい?」

「とーってもうれしい!」

「・・・ぽ」

「・・・っておい!」

「んにゅ?」

俺をはねた張本人がやっと気ついた

「お前、人をはねてなんにもなしかよ!」

「あーめんごめんご!」

にゃははと誠意なく誤る少女

「・・・・」



ばこっ

「にゅめ!・・・」

殴ってやった

「うー・・・何すんのよ」

「わりぃ、急に腹が立ったもんでな、つい」

「ついで人を殴るなー!」

少女が吼えた

「・・・・」

またあの女性がみてくる

「・・・ロリコン?」

「「なんでやねん!」」

見事に二人でツッコむ

「・・・仲良しコンビ?」

「「違―う!」」

またハモッた

「なんでこんなガキんちょなんかと!」

「ガキんちょいうなー!みちるにはみちるってゆう名前があるのだ!」

「ガキんちょみちる?」

「おにょれ〜!」

急に視界から消えたかと思うと・・・



ビュ!



「のわっ!」

「あー!なんでよけるの!」

「避けなきゃ当たるだろ!」

「う〜・・・」

悔しいのか睨んでいる

生憎だが俺はこの攻撃以上の攻撃を経験しているので平気なのさ(ふっ)

「みちる、もうやめようね」

「でもー」

「いいから、私が何とかするから」

「わかった、じゃあこいつお願いするね」

こいつ呼ばわりかよ(汗)

「・・・・」

「・・・・」

何だよ(汗)

「・・・こんばんは」

「・・・はぁ?」

「・・・違う?」

「いや・・・・」

「・・・?」

じーっとこちらを見ている、暫く考えていた(?)が

「・・・おはこんばんは」

死語かよ!と、思わず心の中でツッコんでしまった

「・・・美凪」

「・・・?」

「遠野美凪と申します、以後お見知りおきを」

ぺこりとお辞儀をする

「お、岡崎朋也です」

つられて挨拶をする

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・ぽ」

なぜ照れる(汗)



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