ほにゃり ほにゃりふたりたび 第11話
     作者:空ーAIRー



今日、改めて自分の彼女の凄さとゆうものがわかった

なぜかとゆうと・・・観鈴さんの書いた地図(?)を読めたのだから

「本当だ・・・」

ことみに付いていくと商店街らしきものがあった

「あまり人がいない」

「そりゃそうだろ・・・こんな暑い日に誰が外に出るんだよ」

「ぴこ」

「んっ?」

「ことみ、何か言ったか?」

「ううん」

「ぷこぴこ」

声は下の方から聞こえてきたので視線を下に向ける

「・・・」

げしっ!

「ぴっこ〜〜〜〜!」

無言で蹴り飛ばす

「どうしたの?」

「いや、虫がいたらしい、気にする・・・」

「ふ〜ん」

「ぴこぴこ!」

「な?」

「?」

「なんでさっき蹴り飛ばしたのにまたいるんだお前は?」

「ぴっこぴっこっ!」

その生物は動き始め、ジェスチャーらしきものを始めた

「ぴっこぴっこっ!」

・・・・余裕って言ってる気がする

なんかムカツイテきたので蹴り飛ばす

げしっ!げしっ!

「ぴっこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

おまけでもう一発サービスしておいた

「さっきから何やってるの?朋也くん」

「・・・なあに、ちょっとした運動だ」

「ふ〜ん、あまり動きすぎると倒れちゃうよ?」

めっ、としかられた





「ところで一つ聞いていいか?」

「なぁに?」

「さっきから気になっていたんだが・・・・その腕に抱いているの、なんだ?」

「これ?わかんないけど気持ちいいから抱いてるの」

「ぴっこ!」

「なあ・・・こんなくそ暑いのによくそれを抱いてられるな」

「だって気持ちいいんだもん」

ぎゅ〜っとされるその生物

「(むかっ)・・・なあことみ、俺もぎゅ〜ってしていいか?」

「ぴこぴこ!」

嫌な素振りをみせる

「なんだ、遠慮しなくていいんだぞ?俺にぎゅ〜ってされるんだからな」

俺の威圧感を感じたのか、ことみに抱きついてきた

「朋也くん、この子をいじめちゃだめ」

またしても め、っとしかられた・・・なぜかこれに弱い俺(汗)

「こいつ・・・飼われてるのか?」

よくよく見ると首輪(バンダナ)が巻きつけられている

「お前のご主人はどこのどいつなんだ?」

「ぴこ」

急にことみから降りてどこかに行ってしまった

そしてまた戻ってきた

「ぴこ!」

しばらくすると

「ポテト〜〜〜!」

向こうから人がきた

「もう急に戻ってきたかと思ったらまたどっか行っちゃうんだもん」

「ぴこ」

「もう〜・・・あれ?あなたたちは?」

「旅人‘sだ」

「へ〜君たちも旅してるんだ、まるで往人くんみたいだね」

「往人さんを知ってるんですか?」

「もちろん、だってあの夫婦はこの町では有名だよ?」

「へ〜、そうだったんですか」

「君たちこそどうして往人くんたちを知ってるの?」

「実はかくかくしかしかとゆうわけで・・・」

「へ〜、そうなんだ」

「・・・・あの、わかっててやってます?」

「もちろん!」

・・・・この町の人はどうも手ごわい

「あー、それは俺たち旅行してるんですけど泊まる所なくて

困っていたところ助けられたとゆうわけです」

「だろうと思ったよ、往人くんもそうだったし」

「ですね」

「ふふっ、そういえばまだ自己紹介がまだだったね、私は霧島佳乃!」



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