ほにゃり ほにゃりふたりたび 第1話
     作者:空ーAIRー



ざーざーざー・・・・



「う〜・・・・」



ざーざーざー・・・・



「う〜・・・・」

さて見事なまでにマッチしている声の主は「一家に一人ことみちゃん」こと

わが恋人一ノ瀬ことみ、そして一緒に音色奏でているのは・・・雨

さてなぜことみがうなっているのかとゆうとそれは前日にさかのぼる









「岡崎、一緒に帰ろうぜ!」

「やだ」

「早っ!即行で答えないでよ!」

「どうした?夏原」

「春原だよっ!・・・まあいい、それよりゲーセン行こうぜ!」

「えーだって昨日行ったばっかりじゃん」

「いいんだよ、なんていったって岡崎と俺の仲だろ?」

「えっ?お前って友達だっけ?」

「酷いっすねぇ〜!三年間も一緒にいたじゃないっすか!」

「俺の知ってる春原はどんな過酷な状況においても素っ裸心を忘れず

ネクタイ一枚で女の子に蹴散らされた春原しか知らないぞ?」

「ようは変態ってことですよねぇ!」

「いいじゃん」

「よくないよ!」



ガラガラ



「朋也くん」

「おう!どうしたことみ」

「あのね、お仕事終わったらから一緒に帰ろう?」

「いいぜ、ちょうど暇したてたところだからさ!」

「さっきまで僕が誘ってたんだから邪魔しないでよ!」

「黙れ、さもないとお前のシャツのボタン全部抜くぞ?」

「ひぃぃぃぃー!」



ビバ!へタレ



「ねえねえ朋也くん」

「どうした?」

「あのね・・・今日お泊りしてもいい?」

「どうしたんだ?急に」

いつもは俺から誘うのだが(ヲイ)ことみから誘われたのは初めてだった

「あのね、明日から夏休みだから朋也くんと一緒にいたいと思ったの」

ちょっと頬を赤らめながら期待と不安に満ちた瞳で見つめてくる

一緒に泊まるとゆうことは一緒にご飯食べたり、一緒にお風呂で・・・ゲフンゲフン

「へへ・・・」

「どうしたの?朋也くん?」

心配そうに聞いてくる

「な・なんでもないぞ!決して一緒にお風呂だなんて!」

「?」

「と・兎に角全然いいぞ!」

「本当?」

「ああ」

泣きそうな顔からほにゃっと笑顔を見せることみ・・・ビッ!(親指)



そんなことからことみと俺の長い長い夏休みが始まった



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